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横山啓太郎東京慈恵会医科大学教授

1985年東京慈恵会医科大学医学部卒。虎の門病院腎センター医員を経て現在、東京慈恵会医科大学教授。同大学晴海トリトンクリニック所長。

同じ考え方が大切 健康の「イチロー」や「本田圭佑」になる

公開日: 更新日:

 本田圭佑も「僕は大人になったら世界一のサッカー選手になりたい」と高い目標を立て、「1年間の給料は40億円欲しい」などと作文に書き、それをかなえるためにグラウンドで汗を流してきた。

 そして打率3割5分を打ったイチローは走り方を変え、羽生は五輪で金メダルを取った後、跳び方を変えた。世間は「せっかく完成したスタイルなのに……」と思ったかもしれない。

 しかし、彼らからすれば長く選手生活を続けるためには重要度の高い事柄だったに違いない。

 横山教授は、健康を維持するためにはこうした一流選手と同じような考え方や行動を持つことが大切だと言う。

 では長く健康な人生を送るには、どのような目標を掲げたらいいのか。

 まずは人生を大きく「若年層・健常」(30~50代)と、「初老層・罹患」(60~90代)とに分けてそれぞれの目標を持つことだという。

「例えば前期は、自身の健康に対する関心や教養を高め、健康の基本力をアップ。可能な限り大病の予防をすることを心掛けましょう」

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