ケジラミ症<2>白いパンツに黒色点状のシミがつくと危ない

公開日: 更新日:

 また、最近では女性の頭髪から発見されるケースが比較的多くみられるとされ、その理由には性行為の方法が変化(フェラチオなど)したためという見方がある。女性がケジラミ症なら、クンニリングスで男性のヒゲに感染するわけだ。

 ケジラミには、このような性質があることから、尾上院長は一般的に知られる間違った自己治療法に注意を促す。

「ケジラミを退治するために、よく陰毛を剃ってしまう患者さんがいます。しかし、それは間違い。陰毛を剃ると、残ったケジラミが居心地のいい場所を求めて周囲の毛に散ってしまうのです。私はそれを『ケジラミの疎開』と呼んでいます。それよりも絶好のすみ家を残しておいて、そこを一気に奇襲攻撃した方が一網打尽にでき、効果的な治療法です」

 その治療法とは、市販薬のシラミ駆除シャンプー(スミスリンL)を使うこと。1回に3~5ミリリットルを陰毛や周囲の毛に泡立てつけて、5分後に洗い流す。

 しかし、陰毛に産み付けられた卵には効果が弱いので、孵化(ふか)する1週間前後の期間を見込んで3~4日ごとに3~4回繰り返す。もちろんパートナーと一緒に行う。

 このとき、治療効果を確認するためにも、2カ月間くらいは白パンをはき続けた方がいいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇