「気・血・水」どれが不足しているかを把握して漢方を選ぶ
こういった「気・血・水」という考えも自分に合う漢方を見極める上では重要です。漢方の診断では他にもさまざまな指標が用いられますが、概念として「気・血・水」を知っておくといいでしょう。
「気・血・水」を基にした漢方の選び方の一例を紹介します。全身倦怠、元気がない、食欲不振といった「気虚」に用いられる代表的な漢方には「補中益気湯」があります。症状を治めるために薬で不足している「気」を補うのです。
自分の症状は「気・血・水」のどれが不足して起こっているのか。これを意識することが自分に合った漢方選びをするための大きな指標になるのです。