白内障は手術しか治療法なし…タイミングは視力が低下したとき

公開日: 更新日:

 白内障は、目の中のレンズである水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。

 水晶体は主にタンパク質と水でできています。濁る原因で最も多いのは加齢。いわば誰にでも起こり得る老化現象なのです。

 通常の水晶体は透明ですが、白内障になると白く濁るため、徐々に視力に影響が出てくるように。急に進行しませんが、濁ってしまった水晶体は元には戻りません。

 症状の軽いうちは、生活にそれほど問題はありません。70歳を越えるとほぼ100%白内障があるといわれ、手術をする平均年齢は70歳前後。水晶体が白く濁ってくると外からの光が遮られて網膜に届かなくなり、「暗い所と明るい所の見え方が違う」「光をまぶしく感じる」「視界がかすむ」「視力が低下する」といった症状が表れます。

 視力に影響が出てきたら手術を検討する時期だといえるでしょう。ただし「視力が〇〇以下になったら」というような基準はありません。本人が、濁りが強くなって物が見えにくくなり、生活に不自由を感じるなら、それが手術を受けるタイミングになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」