近視、遠視、乱視も解消 老眼鏡が不要になる白内障手術

公開日: 更新日:

 白内障は、カメラのレンズの役割を果たす水晶体が白く濁る病気。加齢が主な原因なので、60歳以上になると患者数がぐっと増える。10月、日本で初めて薬事承認を受けた「3焦点眼内レンズ」が発売された。白内障治療でいま知っておきたいことを、東京歯科大学水道橋病院眼科のビッセン宮島弘子教授に聞いた。

 白内障の症状は、視力の低下、視界がかすむ、光がまぶしいなど。薬では治せず、根本的な治療は、「濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを入れる手術」になる。

 白内障の手術のタイミングは、日本では一般的に“日常生活に支障が出てきた時”だが、海外では違う。白内障手術は、カメラのレンズを新しくするのと同様なので、選ぶ眼内レンズによっては、近視、遠視、乱視、老眼がなくなるからだ。

「そのため白内障のごく早期で手術を受ける人が増えています。中には白内障がなくても手術を受ける人も。白内障手術の安全性が非常に高まったからこそできること。眼鏡やコンタクトがつらくて、解放されたいと思っている人は、早い段階で白内障手術を検討してもいいのでは」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  2. 2

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  5. 5

    【埼玉・八潮市道路陥没「2次被害」現場ルポ】発生2週間、水は濁り死んだ魚が…下水放流地で見た河川の異変

  1. 6

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  2. 7

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  3. 8

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  4. 9

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  5. 10

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”