お尻の筋肉がそげ落ちるとふんぞり返ったような姿勢になる

公開日: 更新日:

「電車で、ふんぞり返ったような姿勢で座っている60代以上の方を見かけませんか?」と言うのは、米国の医療国家資格アスレチックトレーナーの三田貴史さん。体は椅子からずり落ちそうなほどにふんぞり返っているのに、顔と首は前に出ている。言われてみれば、よく見る気が……。

「背中が凝り固まってしまっていると、そういう姿勢で座るほうが楽に感じるんです。背中が固まる原因のひとつとして、加齢によって、お尻の筋肉がそげてしまうことが挙げられます」(三田さん=以下同)

 お尻は、上半身を支える大切な役割を担っている。その筋肉が減ると、お尻ではなく、背中で上半身を支えようと体が意識するようになる。だが、背中だけで支えきるのは難しいため、座るとふんぞり返った姿勢になってしまい、後ろに倒れてしまわないよう、首と顔を前に出してバランスを取るというわけだ。

「後ろに傾く体を安定させるためには固定点が必要で、それが膝になります。ふんぞり返る姿勢が多い人には、背中のほかに、膝の痛みも訴える人が多いです」


 膝の痛みが出ると歩くのがおっくうになってしまい厄介だ。そうならないよう、まずは背中をほぐす簡単な体操を教えてもらった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?