「Go To イート」で知っておくべき感染予防の新食事マナー

公開日: 更新日:

 東邦大学名誉教授の東丸貴信医師が言う。

「飲食では、マスクを外しての会話による飛沫・空気感染と、料理に付着したウイルス飛沫を食べることによる感染、箸やフォーク、ナイフ、コップや湯飲みなどの共用による接触感染が主体です。従って、これからの宴会では鍋料理は注意が必要です。できたら、個別に料理が出てくるコース料理を頼みましょう。鍋料理にするときは、取り皿に小分けして出してもらいましょう。場所も騒がしい店は避け、小声で話ができるところを選ぶこと。人数も5人以内が望ましいとされています。お酒を飲みながらの食事は楽しいですが、声がついつい大きくなり、飛沫が周囲の料理にかかってしまいます。まずは食事を取ったあとで、お酒を飲むようにするのも手です」

 感染防止の3つの基本として、国や専門家が重視しているのは①身体的距離の確保②マスクの着用③手洗いだ。お店もこうした基本を守るところを選ぶこと。

「感染防止のための入場者の整理(密にならないように対応。発熱またはその他の感染症の症状を呈している者の入場制限を含む)が行われているかチェックしましょう。新型コロナウイルス感染症では発症していない人からの感染も考えられますが、まずは発熱や咳・咽頭痛などの症状がある人は入場しないように呼びかけることが、感染対策としては最も優先すべき対策です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」