おでこをトントントンと叩くだけで「暴食」を抑えられる
【アクション4】空白の壁を30秒見つめる×4回
その結果、どのアクションも回数を重ねるごとに一定の食欲抑制効果が出ました。さらに【アクション1】のおでこをタッピングしたケースがもっとも高い効果があり、食欲が半分から3分の1程度まで減退することも分かったそうです。
こういったタッピングは、おでこ以外にも、眉毛、目尻、目の下、顎、鎖骨などに行うEFT(感情解放法)と呼ばれるストレス解消法として知られ、その効果についていま議論されているところです。
ベングリオン大学のクロンドが2016年に行った、EFTに関する過去の研究を総合的に検討した「メタ分析」(複数の研究結果を統合し分析すること)では、EFTは不安解消に効果があると結論づけています。
一方、ダイエットをしたいがために空腹を我慢することは良いこととは言えません。そもそも空腹になると、心の安定と深く関係する物質セロトニン(通称・幸せホルモン)が減少します。イライラするのは、このためです。セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいといわれているほどです。