おでこをトントントンと叩くだけで「暴食」を抑えられる
ポイントになるのが、人がストレスや不安を感じる脳の一部“扁桃体”の存在。この扁桃体がマイナス信号を感じると、発汗やふるえ、イライラなどを引き起こすようになっています。そして、扁桃体はマイナスのものだけでなく、自分にとってプラスになる刺激も感じます。空腹時はセロトニンが減少しているため、扁桃体はマイナス信号を感じてイライラを募らせている――。ならば、自分のテンションが上がるようなこと、たとえば大好きな映画を見たり、好きな歌手の音楽を聴いたりすれば、扁桃体は幸せを感じてセロトニンが増えていくようになります。結果、イライラを軽減できる可能性も高くなる。タッピングに加え、自分の好きなことをする機会を増やすことも、気持ちを落ち着かせるコントロール術なのです。
◆本コラム待望の書籍化!2022年11月24日発売・予約受付中!
「『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)