子供がスポーツをしているなら…親が知っておきたい健康リスク
■一般的な部活動でも油断禁物
女子アスリートの無月経は珍しいことではなく、国立スポーツ科学センターが実施した国内トップレベルの女性アスリート683人対象のアンケート調査では、無月経を含む月経周期異常のある人は約4割を占めた。
「女性アスリートの三主徴は、トップアスリートに限りません。一般的な部活動であっても、また弱小チームでも、さらには運動量がさほど多くなくても、三主徴が起こる可能性があります」
どれくらいのエネルギーを食事で摂取すればいいのか? それは、競技種目や体格、活動強度、トレーニング内容や熟練度などによってエネルギー消費量が大きく異なるので、計算式はあるものの、一概に示すのは難しい。
ひとつの目安として、厚労省が出している「エネルギーの食事摂取基準」がある。
2020年版では、活発な運動習慣を持っている場合、たとえば女子10~11歳では2350キロカロリー(1日=以下同)、12~14歳で2700キロカロリー、15~17歳で2550キロカロリー。