新型コロナ第6波前だからこそ口腔ケアはしっかりやりたい 中高年はとくに必要

公開日: 更新日:

「リモート生活でいつでも食べられることが原因のひとつでしょう。それも、口にするのはポテトチップスやチョコなど糖質系が多い。口の中に絶え間なく糖質が入っていれば虫歯になるリスクは当然、高くなります。しかも、その場合は飲み物も一緒に取ります。糖質たっぷりのジュースやコーヒーはもちろん、水やお茶であっても四六時中飲むと唾液が出にくくなり、虫歯リスクが高まります」

 唾液は口の中をうるおすだけでなく、口内の細菌やカビの増殖を抑えるなど口腔内トラブルから守る働きがある。

「具体的には食事や歯垢で酸性に傾いた口腔内を中和したり、歯の表面を再石灰化して修復したり、でんぷんを分解して消化しやすくしたり、粘膜の保護や修復をしたりします。唾液量が減ると中高年はすぐに口臭、虫歯、歯周病の症状として表れます。口腔内のカンジダ菌が増え、口角炎になる人もいます」

 とはいえ、新型コロナ禍前に通っていた職場近くの都心の歯科医院は感染が怖いから自宅近くの医院に変える、というのもいい考えとはいえない。

「長く通った歯科医院は患者さんの生活スタイルを知っていて、歯磨きの癖やどんな口腔内トラブルになりやすいかをわかっています。なのに、歯のケアがより重要な年齢になって主治医を代えるのは得策ではありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する