子供の「新型コロナ拒食」が将来の失明をもたらす可能性

公開日: 更新日:

 アニメ「忍たま乱太郎」2代目・山村喜三太役などで知られる、声優の杉本沙織さん(56歳)が亡くなった。食思不振症に伴う、うっ血性心不全だという。

 食思不振症とは、神経性の摂食障害のひとつで不食や摂食制限をするタイプと、過食しては嘔吐(おうと)するタイプがあり、その結果で著しい痩せや、身体・精神症状を生じる。

 若い女性に多い病気で、1983年に急死した米国の人気デュオ、カーペンターズのカレンも同じ病気で亡くなっている。

 近年は幅広い年齢層に広がり、特にコロナ禍でのストレスや不安感から、食事を取れずに極端に痩せる摂食障害の子供が増えているという。

 国立成育医療研究センターの実態調査では2020年度の20代未満の患者は1.6倍、女性の入院患者は1.4倍増だという。

 この病気は若年時に慢性化すると低身長や無月経、骨粗しょう症などになるリスクが高まるだけでなく、目の病気のリスクを高める可能性がある。

「自由が丘清澤眼科」(東京・目黒区)の清澤源弘院長が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」