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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

野沢菜は朝食向き 老化を防ぎ、ストレスに強い体をつくる

公開日: 更新日:

 野沢菜は、長野県の郷土野菜です。長野県の野沢温泉村が栽培の発祥とされていたことから、その名前が付けられたといわれています。

 もともとこの漬物は「おはづけ」と呼ばれていたそうです。そのおいしさに感激した旅行客らにより、地名の付いた「野沢菜漬け」の名で全国に広まり定着していったといわれています。

 そんな野沢菜には、さまざまな栄養素でいっぱいです。まずは、100グラム中41ミリグラムも含まれるビタミンC。漬物にした状態でも27ミリグラム含まれていて、漬物としてはかなり含有量が多いです。

 強い抗酸化作用が老化の原因となる活性酸素を除去してくれるほか、副腎皮質ホルモンの合成を促してストレスに打ち勝つ体をつくってくれます。

 副腎皮質ホルモンが合成されるピークは朝から午前中にかけてなので、朝食として摂取するのがより効果的でしょう。

 さらに活性酸素を抑え動脈硬化心筋梗塞などの生活習慣病から守る働き、免疫力を高める効果、がん予防効果がある、βカロテンも豊富。野沢菜のβカロテンは浅漬けにしても残っています。

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