著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【葛】伝統的な植物の「花」に潜む意外な栄養素 骨密度の低下を抑制

公開日: 更新日:

 サポニンは、コレステロールをはじめとする血中の脂質を減らす働きがあることから、動脈硬化予防に効果的な栄養素と言えます。葛の根にはデンプンとイソフラボン誘導体のダイゼイン、プエラリンなどの有効成分が含まれています。これらは新陳代謝を高め、体を温める効果があります。解熱鎮痛作用、頭痛肩こりなどの風邪症状、急性赤痢症、下痢、筋肉の緊張、口の乾き、糖尿病および心血管疾患治療に役立つとされています。葉の部分は、血糖値を下げる効果があるとされます。先ほどお話しした葛の青葉を搾った青汁は1日1杯飲むことで、その効果を発揮したという報告も。

 どの部分をとっても健康効果の高い葛、手に取ってみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」