脱毛したいと思ったら…安全に受けるために知っておきたいポイント

公開日: 更新日:

 消費生活センターには皮膚障害ややけどなどの危害情報についても寄せられているが……。

「毛だけじゃなく肌にも熱が伝わるため、赤みが出たり、ひりひりしたりということは、程度の差はあれ、だれにでも起こります。ただ、1、2日くらいで赤みやひりひりは消える。レーザー照射によって毛穴が開き、そこから雑菌が入ってニキビのようなものができる毛嚢炎も、特にヒゲの脱毛では起こりやすい。清潔にして刺激しないようにしていると早く治ります。症状によっては治療薬を処方します」

 重要なのは、赤み、肌のひりひり、毛嚢炎、やけどといった「起こり得る副反応」を、契約前にしっかりと説明されたか。副反応が出た場合、適切な処置をしてもらえるか。

「当院ではそういった可能性があることを理解してもらった上で、脱毛するかどうかを決めてもらっています」

 逆にいうと、説明が不十分なところでは、脱毛に限らず、施術を受けないほうがいい。

 男性では、肌が弱くて毎日のヒゲ剃りが大変とヒゲの脱毛を希望する人が少なくない。この何年かは、介護を受けるようになった時、清拭や排泄後の拭き取りの際に介護者の手を煩わせたくないからと、アンダーヘアを脱毛する人も増えている。すぐに飛びつくのではなく、疑問点、不安点をクリアし、納得してから、信頼できるところで施術を受けるべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明