歯痛で正月を台なしにしないために…年末だからこそ「3つのセルフチェック」を

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■温かい飲み物に歯がしみる

 歯がしみるのは「知覚過敏」「虫歯」「歯周病」の可能性が考えられる。

「知覚過敏は食いしばりや歯ぎしり、過剰な歯磨きなどによって露出した象牙質の表面が剥がれ落ちたときに生じます。痛みは長続きせず、ときどきしみる程度です。ただし放っておくと、歯髄にダメージとなり根管治療の必要が出てきます。この段階なら歯磨き指導や薬による歯のコーティング、歯の根元などえぐれている場所を埋めるなど比較的簡単な治療で痛みを治めることができます」

 虫歯が原因の場合はズキズキと痛み、その痛みは一過性でなく長く続く。温かい飲み物だけでなく、冷たい飲み物、甘い飲み物でもしみる。痛む歯が黒ずんでいたり、歯に穴が開いて見える場合もある。虫歯による痛みは放置すると激しい痛みと共に顔が腫れることもある。

「中高年は虫歯になりやすい要因をたくさん持っているから甘く考えてはいけません。糖尿病や高血圧花粉症などのアレルギー薬を常用している人はその影響でドライマウスになりやすい。中高年はただでさえ唾液の分泌量が少なくなりがちで、唾液に含まれる虫歯菌を抑える作用や歯を再石灰化して虫歯菌の酸から守る機能が低下しやすいからです」

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