歯痛で正月を台なしにしないために…年末だからこそ「3つのセルフチェック」を

公開日: 更新日:

■温かい飲み物に歯がしみる

 歯がしみるのは「知覚過敏」「虫歯」「歯周病」の可能性が考えられる。

「知覚過敏は食いしばりや歯ぎしり、過剰な歯磨きなどによって露出した象牙質の表面が剥がれ落ちたときに生じます。痛みは長続きせず、ときどきしみる程度です。ただし放っておくと、歯髄にダメージとなり根管治療の必要が出てきます。この段階なら歯磨き指導や薬による歯のコーティング、歯の根元などえぐれている場所を埋めるなど比較的簡単な治療で痛みを治めることができます」

 虫歯が原因の場合はズキズキと痛み、その痛みは一過性でなく長く続く。温かい飲み物だけでなく、冷たい飲み物、甘い飲み物でもしみる。痛む歯が黒ずんでいたり、歯に穴が開いて見える場合もある。虫歯による痛みは放置すると激しい痛みと共に顔が腫れることもある。

「中高年は虫歯になりやすい要因をたくさん持っているから甘く考えてはいけません。糖尿病や高血圧花粉症などのアレルギー薬を常用している人はその影響でドライマウスになりやすい。中高年はただでさえ唾液の分泌量が少なくなりがちで、唾液に含まれる虫歯菌を抑える作用や歯を再石灰化して虫歯菌の酸から守る機能が低下しやすいからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態