コロナ禍で急増中!「歯ぎしり」をしっかり改善したい

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスのさらなる感染拡大が続いている。大阪、兵庫、宮城に続いて東京、京都、沖縄でもまん延防止等重点措置が適用され、まだまだ不自由な生活を強いられることになる。ストレスがたまりがちな環境で注意しなければならないのが「歯ぎしり」だという。小林歯科医院の小林友貴氏に詳しく聞いた。

「深刻な歯ぎしりに悩んで歯や顎に痛みを訴え、『ナイトガード』と呼ばれる睡眠時用のマウスピースを作りたいと希望する患者さんが明らかに増えています。コロナ以前は1カ月に1人いるかいないかでしたが、最近は月に5~6人ほど来院されます」

 歯ぎしりには3つのタイプがある。①上下の歯をすり合わせる「グラインディング」②上下の歯を強く食いしばる「クレンチング」③上下の歯をぶつけ合う「タッピング」で、いずれも無意識に行っている。就寝中に起こるケースがほとんどだが、音が出ないクレンチングは日中でも知らず知らずのうちに繰り返している人も多い。

「歯ぎしりは、ギリギリ、カチカチといった音で周囲に不快感を与えるだけでなく、体にさまざまな悪影響を及ぼします。歯が摩耗して痛みを起こしたり、歯周病の原因になったり、歯の詰め物が取れてしまったり、歯が欠けるケースも。顎の痛みや顎関節症、頭痛や肩凝りの原因にもなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?