帯状疱疹の疑いも…ワクチン接種1カ月後のピリピリした違和感には要注意

公開日: 更新日:

■皮疹が出る前に抗ウイルス薬

 帯状疱疹は、子供の頃に感染した水痘ウイルス(水疱瘡のウイルス)が、水疱瘡が治った後も帯状疱疹ウイルスとなって体内の神経節に潜在し、なんらかの原因で免疫力が低下した際や免疫のバランスが崩れた際に再活性化し、発症する。

 症状は前述の通り、体の片側の神経痛、ピリピリした違和感から始まり、その1週間後くらいに皮疹が出現する。

「免疫の中で大きな役割を担っているのが免疫グロブリンです。頻回のワクチン接種でコロナに対する免疫グロブリンは増加し、罹患率や重症率は減少しますが、他のウイルスへの免疫力は相対的に低下する可能性がある。となると、コロナ以外の感染症に罹患する機会が増えることが考えられ、その代表的なものが帯状疱疹なのです」

 コロナウイルスを抑える力が増大するのに反比例して、これまで神経節に潜む帯状疱疹ウイルスを抑えていた力が弱まる。結果、帯状疱疹を発症しやすくなる──。


「ワクチン接種後、免疫グロブリンは1~2カ月かけて徐々に増加します。つまり、コロナ以外のウイルスへの免疫力が弱まるとしたら、ワクチン接種後1~2カ月してから。帯状疱疹をはじめとする別の感染症への注意を怠ってはいけません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主