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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ジャガイモ】お腹を温めて消化吸収を促進し胃腸トラブルに威力発揮

公開日: 更新日:

 電車に乗ると急にトイレに行きたくなって困る。お腹をくだしたかと思ったら、今度は便秘続きでお腹の痛みもある……。検査をしてもとくに異常がない場合は「過敏性腸症候群」の可能性があります。

 過敏性腸症候群は、緊張や不安によるストレスが副交感神経を刺激することで腸が過敏になり、便通異常を引き起こす病気です。

 主な症状としては突然くだす「下痢型」、便意があってもウサギのようなコロコロした便しか出ない「便秘型」、下痢と便秘を繰り返す「混合型」があります。

 20~30代に多いとされていましたが、近年シニアに増加傾向があります。定年後に職場を離れるなど生活環境の変化がストレスとなって引き起こされるケースが多いのです。

 命に関わる病気ではありませんが、生活の質を大きく下げる原因になります。食養生で改善を図りましょう。

 中医学において過敏性腸症候群は「脾」と「肝」とよばれる臓器の不調によるものと考えます。脾は飲食物の消化・吸収をつかさどる臓器です。脾の働きが低下すると消化力が低下し、下痢や便秘、腹痛といったトラブルが起きやすくなります。

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