夏バテを防ぐ食事術…カギは「タンパク質」にあり

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 気温が40度近くなる地域が相次ぐなど、全国的にまだまだ猛暑が続いている。熱中症への警戒はもちろん必要だが、夏バテ対策も重要だ。そのカギは「タンパク質」にあるという。「東京疲労・睡眠クリニック」院長の梶本修身氏に詳しく聞いた。

■自律神経の負担を軽減

 夏バテは、気温が高い夏の時季の疲労が蓄積され、8月のお盆を過ぎたあたりから秋口に現れる心身の不調の総称だ。体がだるい、食欲がない、疲れやすい、眠れないといった症状が出る。

 体温、血圧、呼吸、心拍数、消化吸収、睡眠、摂食など、われわれが生命を維持するために必要な働きはすべて自律神経によってコントロールされている。暑い夏は、そんな自律神経が酷使される環境で、それが夏バテにつながるという。

「自律神経がもっとも酷使されるのは、体温を一定に保つために働くときです。気温が高い夏は、体内の熱を放散するために発汗を促したり、体表の血管を拡張して血流を増やすなどフル回転で対応しているため、自律神経は大きく疲弊します。さらに、屋外と室内の温度差、強烈な紫外線、暑さによる睡眠不足なども自律神経に負担をかける要因になります」

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