近年、注目されている「認知症カフェ」では何が行われているの?

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 介護する家族から、「認知症の本人と一緒に出かけようと思っても、外出先ではぐれて周囲に迷惑をかけたくないから安心して外出できる場所が少ない」という不満を耳にします。外出する機会が減ると、認知症の方はこもりがちになってしまい、心身ともにマイナスです。認知症カフェは家から近い距離にある場合が多いので、はぐれる心配がなく家族は安心して一緒に通えるでしょう。

 認知症の方も、毎月家族と一緒に認知症カフェに通うと、毎回異なる参加者との会話を通して脳が刺激され、認知機能の急速な低下を予防できます。同時に、こもりがちの問題の解決にもつながります。

 一方で、デイサービスの通所を拒否する人の“慣れの場”としても効果的です。いきなり知らない人ばかりの場所に行くとなると、誰でも不安を感じるでしょう。ですが家族と一緒なら行ってみようかなと、興味を示してくれるケースもあります。ただし、高齢者の中には「認知症」という言葉に敏感な人も少なくありません。家族が誘う際は、「地域の人が集まるお茶会があるから知り合いをつくりに行こう」と伝えてください。

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