近年、注目されている「認知症カフェ」では何が行われているの?

公開日: 更新日:

 介護する家族から、「認知症の本人と一緒に出かけようと思っても、外出先ではぐれて周囲に迷惑をかけたくないから安心して外出できる場所が少ない」という不満を耳にします。外出する機会が減ると、認知症の方はこもりがちになってしまい、心身ともにマイナスです。認知症カフェは家から近い距離にある場合が多いので、はぐれる心配がなく家族は安心して一緒に通えるでしょう。

 認知症の方も、毎月家族と一緒に認知症カフェに通うと、毎回異なる参加者との会話を通して脳が刺激され、認知機能の急速な低下を予防できます。同時に、こもりがちの問題の解決にもつながります。

 一方で、デイサービスの通所を拒否する人の“慣れの場”としても効果的です。いきなり知らない人ばかりの場所に行くとなると、誰でも不安を感じるでしょう。ですが家族と一緒なら行ってみようかなと、興味を示してくれるケースもあります。ただし、高齢者の中には「認知症」という言葉に敏感な人も少なくありません。家族が誘う際は、「地域の人が集まるお茶会があるから知り合いをつくりに行こう」と伝えてください。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ