著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ラムネで効果的にイライラ回避…効率的に血糖値を上げる

公開日: 更新日:

 ラムネを選ぶ際、砂糖原料ではなく、ブドウ糖と明記されているラムネを選ぶようにしてください。糖類にはさまざまな種類がありますが、ブドウ糖は糖の最小単位「単糖類」に分類されています。

 なぜブドウ糖がいいのか? それは効率的に脳のエネルギーに変換されるうえに、血糖値を上げるからです。砂糖原料のお菓子を食べても脳のエネルギーにはなりますが、脳が実際に使っているのは砂糖を構成しているブドウ糖です。ブドウ糖原料のラムネなら、糖の最小単位であるブドウ糖だけを摂取できるので、吸収効率がよく、脂肪分もありません。

 実際、ラムネで有名な森永製菓は、東京大学大学院との共同研究(22年)で、ブドウ糖を食べると「注意力」が上がる可能性があると発表しています。

 このように甘いものに含まれている成分は生命維持や脳の働きの上で必要不可欠なもの。ただし、脳が疲れてイライラしているときは、「体に悪いものを食べすぎないようにしよう」といった抑制機能が働かなくなっています。そのため、ジャンクフードやカロリーの高い甘いお菓子を選んでしまいます。ブレーキが外れないようにするためにも、こまめにブドウ糖を補給しておくと◎。食べるのを我慢してイライラが募ると、ドカ食いをしてしまう可能性も高まってしまうのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも