X JAPANのHEATHさんは4カ月で急逝…大腸がんステージ4で延命できる可能性
ところが、HEATHさんは診断から4カ月での不幸です。診断時にかなり進行していたと思われます。ステージ4の5年生存率は23.7%。ステージ1より下がりますが、すい臓や肝臓、胃、肺などのがんは1ケタ台ですから、それに比べると、大腸がんは進行しても治療成績がよい結果になっています。
実は、ステージ4でも転移が少数なら、手術や放射線などを積極的に行うべきとされていて、切除などの治療がうまくいくと、生活の質を保ちながら延命できるケースが少なくありません。
ジャーナリストの鳥越俊太郎さん(83)は05年に大腸がんであることを告白。その後、肺や肝臓などへの転移の治療と合わせて4回の手術を受けながら、いまも活躍されています。
転移が治療できるくらいの少数か、治療が難しい多数かは、予測できません。HEATHさんは後者で、積極的な治療が厳しい状態だったのかもしれません。
前述したように大腸がんは、脂質の多い食事、野菜や果物の不足、運動不足などがよくありません。大腸がん予防には脱メタボの生活習慣が大切です。