大腸カメラは痛くてつらい…いえ、楽ちんに受けられる方法があります!
アラフィフ記者が健康診断を受けたら、「便潜血検査、陽性。大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けてください」との結果だった。痛い、つらいといわれる大腸内視鏡。痛くない検査はないものか。
便潜血反応は大腸がんのスクリーニング検査で、確定診断には大腸内視鏡が必要。ポリープが見つかれば病理診断で良性か悪性かを調べる。
大腸内視鏡は肛門からカメラを入れる。医療・健康モノを取材して24年の記者が真っ先に頭に浮かべたのは「水浸法」の大腸内視鏡だ。最近した取材ではないのに記憶に残っていたのは「痛くない」かつ「ポリープ切除が正確・安全」の2点が印象的だったから。
取材で話を伺った「新宿内視鏡クリニック」の谷口将太郎院長によれば、従来法は腸を膨らませるのに大量の空気を使う。内視鏡のスコープを腸の中で押し進める際、腸が伸びたり膨らんだりするため痛い。
「一方、水浸法は少量の水を使います。腸がまっすぐな状態になり、スコープとの摩擦抵抗が減りスムーズに挿入できます。腸に穴が開くなどの合併症のリスクも低くなります」(谷口院長)