著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【はんぺん】牛肉並みのタンパク質量ながら低エネルギーで朝食におすすめ

公開日: 更新日:

 牛肉の倍以上の消化率を有するほど消化吸収が良いことや、主原料のひとつでもある魚がふんだんに含まれている点も加味すると、育ち盛りの子供や食生活に気を使うご年配の方までおすすめの食材です。

 ただし、摂取量には注意が必要! 100グラム中の塩分は1.5グラムなので、1日の塩分摂取目標量(男性7.5グラム、女性6.5グラム)を考えながら食べる必要はありそうです。とはいっても、ウインナー100グラム(約4~5本)の塩分は1.9グラム、しらす干し1食(25グラム)は1.7グラムであることを考えたら、敬遠するほど多すぎるわけではなさそうですね。また、100グラム中の糖質が11.4グラムなのも、砂糖を多く使ったスナックやジュースと比べると低いですが、糖質制限中の方は適切な摂取量を守りながら取り入れることが大切でしょう。 

 ラットの実験にはなりますが、はんぺんを含む飼料を与えると善玉コレステロールが増え、LDHが下がって肝機能の悪化を抑制することもわかっています。

 朝からシャキッと活動するためにも朝食にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方