著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

勉強や頭脳労働の前には「運動」を…成績がアップする

公開日: 更新日:

 効率よく勉強するためには、適度な運動が欠かせません。

 実は、優秀な人ほど四六時中、机にかじりついてがむしゃらにテキストを読み漁り、知識を頭に叩き込んでいるわけではないんですね。効率よく脳を働かせるには、脳の血流をよくすることが重要です。脳に酸素をしっかりと送っているか──。このポイントを軽視すると、学びのスピードに差が生じてしまうのです。
実際、勉強を始める前や休憩時間などに、軽い運動や散歩をしている人は意外に多く、私の周りの優秀な研究者や大学教授たちも散歩好きな方が多いほどです。

 また、スティーブ・ジョブズの散歩好きは有名ですが、フェイスブック(現メタ)の創業者であるマーク・ザッカーバーグも散歩の習慣があるそうです。集中力や記憶力を高め、インスピレーションを豊かにし、インプットもアウトプットも最大化する。散歩には驚きの効果があるのです。

 では、なぜ散歩にそんな効果があるのでしょうか? それは、散歩をするだけで、脳の血流は十分良くなり、脳が活性化するから。運動と聞くと、多くの人がジョギングをはじめとした、しっかりと体を動かすことをイメージすると思います。しかし、散歩でも十分な効果があるとは、目からウロコではないでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇