足の「ウオノメ」は治療を受けた方がいいのでしょうか?

公開日: 更新日:

 ウオノメは医学的に「鶏眼」と呼ばれ、圧迫や摩擦によって足の特定の部位に硬い角質層が形成される、足の病気のひとつです。角質が均等に盛り上がるタコ(胼胝)と違ってウオノメは中心に丸いトゲのような芯があり、押すと強い痛みが生じるのが特徴です。

 形やサイズの合わない靴の着用で圧迫や摩擦が加わり続けると角質が増殖して肥厚化し、硬くなります。骨が突出している足裏の親指の付け根の丸いふくらみや、足の外側にできやすいのが特徴です。とりわけ女性はヒールの着用が原因になりやすく、足の外側や、長年ヒールを着用してきた場合には、歩く際に最も圧がかかる中指と薬指の付け根付近に見られるケースが少なくありません。

 デパート販売員として働く30代の女性は、職場でハイヒールの着用が義務づけられ、足の中指と薬指の痛みに耐えながら毎日8時間履き続けていたといいます。

 やがて痛みが強くなり、立っていられないと当院を受診されました。ちょうどその時期、職場でのハイヒール強制を廃止する運動が広がったので靴をスニーカーに替えたところ、痛みが改善されたと喜ばれていました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」