著者のコラム一覧
大橋理那日本医学柔整鍼灸専門学校専任教員

日本医学柔整鍼灸専門学校専任教員。はり師、きゅう師。

猛暑で参ってしまった…東洋医学における夏バテ対策は?

公開日: 更新日:

 夏バテの症状としては、「体がだるい」「食欲がない」「疲れやすい」「寝不足」など。夏の暑さそのものも原因ですが、さらには、エアコンの効いた涼しい部屋と、暑い屋外との気温差のために体温調節がうまくいかなくなり、自律神経が乱れ体調を崩し疲れがたまりやすくなるような「冷房病」というのもあります。

 また、暑さで寝苦しく良質な睡眠が取れず疲労感が増す。暑いからとついビールやジュース、アイスといった冷たい飲み物や食べ物を取りすぎ、体の内側から冷えて腹痛や下痢、血行不良となり、体のだるさを生み出す。暑さを発端とした負の連鎖が、夏バテの症状を一層深刻にしています。

 まずは、暑くても食事では毎回温かいものを取り入れ、内臓を冷やしすぎないようにしましょう。

 もともと東洋医学では、夏の厳しい暑さや湿度の高さによりダメージを受けやすいのは「胃腸(脾)」であるという考え方があります。

 胃腸(脾)は食べ物からエネルギーを生み出すところのため、暑さにより食欲が落ちて食事量が減ると、体の中でエネルギーを作り出せなくなります。結果疲れやすくなり、体がだるくなったりして、やる気が出ないなどの症状が出てくるわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇