75歳以上の医療費「窓口負担2倍」に…岸田政権が的外れ少子化対策で後期高齢者を狙い撃ち

公開日: 更新日:

なぜ無駄な予算を見直さない

 さっそくネット上では批判が噴出している。

<2割にするのは仕方ないと思うけど、なぜそれが少子化対策の財源にまわるのか納得できない。医療費は医療費の中での予算組み、例えば子供の医療費無償化とか>

<とにかく取れるところから税金を取っていくことしか考えていないのかな>

<国民同士で世代の異なる者の間での不公平感や対立を煽る目的でもあるのか。権力を握る自分たちへの民の怒りが向かわない細工>

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「高齢者の多くは、日本の将来のために自分たちの負担が重くなるのは仕方ないと考えているはずです。でも、的を外した岸田政権の少子化対策では、少子化は止まらないと思う。無駄ガネになるだけです。それに裕福な高齢者ばかりではない。年金だけでカツカツの生活をしている人がほとんどでしょう。高齢者に負担増を求める前に、まず無駄な予算をカットするのが先なのではないか。財源だって、求める先は弱者ではないはずです」

 高齢者は年金の実質支給額も減額される予定だ。なのに若者に比べ、なぜか高齢者の内閣支持率は高い。なめられている可能性が高い。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」