先祖の霊を迎えて、供養する「お盆」の由来は? 正式名称は?
▽お盆の由来
お盆は、正式には「盂蘭盆会」と言います。
盂蘭盆会は、お釈迦様の十大弟子のひとりの目連が餓鬼道に落ちた母親の霊を救うためにお釈迦様の教えにしたがって行った供養が起源だとされています。現在のお盆は、仏教の盂蘭盆会と、日本古来の先祖供養が結びつき生まれたものといわれています。
▽京都「五山送り火」
送り火で有名なのが、毎年8月16日に行われる京都の「五山送り火」です。
なかでもよく知られているのが東山如意ケ嶽の「大文字」。
ほかに、松ケ崎西山・東山の「妙法」、西賀茂妙見山の「船形」、大北山の「左大文字」、嵯峨鳥居本曼荼羅山の「鳥居形」があり、それぞれ時間差で点火されます。
▽長崎「精霊流し」
故人が亡くなった後に初めて迎えるお盆のことを「初盆」と言います。