医療事故マンガ「脳外科医 竹田くん」の描写は“ホンモノ”だった! SNSで告発→医師が在宅起訴へ
■新聞やテレビといった既存メディアではなく、SNSを使って医療事故を告発
決してあってはならない、許されない医療事故なのだが、この事件がネット上で大騒ぎになっているのは理由がある。2023年初めに突然、SNS上で拡散された医療事故マンガ「脳外科医 竹田くん」の描写が“ホンモノ”だったと証明されたからだ。
このマンガは地方公立病院に脳外科医として着任した若手医師「竹田くん」が雑な手術で数多くのミスを繰り返し、患者が次々と亡くなってしまうという医療事故を描いていた。
ネット上では《ホラーマンガよりも怖い》と話題になり、この時、事故が起きた病院として名指しされていたのが赤穂市民病院だった。
日刊ゲンダイDIGITALは23年5月、同病院に事実関係の有無や受け止めを取材。すると、関係者は「マンガについては承知している」と答えるにとどまっていたのだが、おおむね事実だったわけだ。
新聞やテレビといった既存メディアではなく、SNSを使い、さらにマンガという分かりやすい手法で前代未聞の医療事故を告発し続けた「脳外科医 竹田くん」の作者は今、どう思っているのだろうか。