立憲・小沢グループに激震!党人事で「また煮え湯か」と疑心暗鬼…事実上の選対トップ案も具体化なし

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 政党トップに返り咲いた立憲民主党野田佳彦新代表(67)が本格始動した。執行部人事の発表から一夜明けた25日、東武東上線ときわ台駅前で気分上々の街頭演説。「自民党に深い反省があるとは思えず、衆院選でペナルティーを与えなければならない」と威勢は良かったが、論功行賞人事は新たな党内対立に火をつけた。さらに大きな火種となりそうなのが、恩讐を乗り越えて野田を担いだ小沢一郎衆院議員(82)の処遇だ。

 代表選出直後は「きょうからノーサイド」とか言っていたくせに、野田人事は露骨だ。枝野幸男元代表(60)を推した「サンクチュアリ」を告示直前に抜け、野田支援に回った小川淳也元政調会長(53)をナンバー2の幹事長に抜擢。重徳和彦政調会長(53)も、笠浩史国対委員長(59)も野田の推薦人。要は身内で要職を固めたわけだ。街頭演説では「中堅議員に大きな役割を果たしてほしい気持ちは前から持っていた」とエクスキューズしていたが、空々しい。

 とりわけ疑心が渦巻くのは小沢グループだ。ボスの小沢をめぐり、事実上の選対トップである総合選挙対策本部の本部長代行への起用案が浮上しているものの、具体化していない。「また煮え湯を飲まされるのか」との不信の声が聞こえてくる。

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