“自分は舛添とは違う”斎藤元彦兵庫県知事は出直し選挙ヤル気満々!地元政界はカオス状態に…

公開日: 更新日:

 異様な執念だ。

 パワハラ疑惑などを巡って、議会から不信任決議を受けた斎藤元彦兵庫県知事(46)が24日、報道陣に「改革を進めたいという思いは今もある」と続投に意欲をにじませた。29日までに辞職・失職か、議会を解散するかの選択を迫られているが、「(気持ちは)だいぶ固まってきている」と話し、今週中に会見で判断を表明するとした。

 焦点は、斎藤知事が議会を解散するか否かだ。解散すれば40日以内に県議選が行われ、しなければ斎藤知事は今月30日に失職する。都道府県レベルで解散を受けた議会選は過去に例がなく、選挙に十数億円ものコストがかかる。あり得ない選択だが、県政関係者は「解散の可能性は五分五分。知事は何を考えているか分からない」と警戒している。失職を待たず、自ら辞職することも可能だ。

「知事が解散して自らの首をつないでも、県議選後に再び不信任案が可決されれば自動失職します。だから、遠からず知事選が実施されるのは確実。どうも知事は『出直し選』に出馬する気満々のようです」(前出の県政関係者)

 2021年の知事選で斎藤知事を支援した日本維新の会関係者が言う。

「斎藤さんは出直し選で当選できると本気で考えているようだ。『自分は(政治資金の公私混同問題で辞職した)舛添要一前都知事とは違う』『励ましてくれる人がたくさんいる』と周囲に話しているそうです」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…