立憲・小沢グループに激震!党人事で「また煮え湯か」と疑心暗鬼…事実上の選対トップ案も具体化なし

公開日: 更新日:

■“A級戦犯”は何度でも裏切る?

 というのも、野田と小沢は不倶戴天と言っていいほどの関係だった。野田は民主党政権の首相時代、消費増税と社会保障の一体改革の大綱を閣議決定。公約になかった増税強行に反発した小沢は集団離党した。政権が弱体化する中、野田は野党トップの自民党総裁だった安倍元首相の口車に乗せられ、衆院解散・総選挙を予告して大敗。第2次安倍政権を誕生させた「平成のA級戦犯」なのである。

「重たい歴史を乗り越えて小沢氏が野田氏に歩み寄り、代表選出馬を促したのは、自民党を引きずり降ろして政権交代を成し遂げる最大の好機到来と見たからです。3年前は泉健太氏の若さに期待を寄せて支援に動きましたが、泉体制発足後は遠ざけられ、冷や飯食いに遭った。まさか2連発はないでしょうが……」(中堅議員)

 有権者を平然とコケにする人間にとって、裏切りなんて屁でもないのかもしれない。A級戦犯、そしてユダ幹事長と仲間たち。政権交代どころか、野党第1党の分裂なんて目も当てられない。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

  2. 2

    「裏金自民都議」の阿鼻叫喚!このままじゃ6.22都議選ほぼ全滅…「非公認の方がありがたい」の声まで

  3. 3

    公明党また自民党に反旗!裏金事件で有罪確定の旧安倍派会計責任者「参考人招致」に賛成の狙い

  4. 4

    “ゆ党”国民民主は焦り明らか…「103万円の壁」めぐり自公は塩対応のまま、予算案では立憲が揺さぶり

  5. 5

    都議選前哨戦で「ひとり勝ち」の国民民主党にアプローチ…“緑のタヌキ”小池都知事の皮算用

  1. 6

    自民裏金事件めぐり旧安倍派“金庫番”の参考人招致が決まる…元所属議員が口を揃える「次は幹部の番」

  2. 7

    米トランプ大統領からスリ寄り、公約の追加関税も事実上の棚上げ…中国・習近平とのホントの関係は?

  3. 8

    自民裏金事件で旧安倍派“金庫番”参考人招致議決…それでも「決着済」と言い張る井上信治議員のトンチンカン

  4. 9

    自公維の政調会長が“自縄自縛”…吉村代表のメンツたて「1人5000円以下」会食で永田町の笑いもの

  5. 10

    旧統一教会信者が都議選に大量出馬情報…自民党に捨てられ、解散命令カウントダウンで断末魔

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状

  2. 2

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  3. 3

    『いままでありがとうございました』

  4. 4

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 8

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  4. 9

    フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に

  5. 10

    フジテレビは日枝久氏を切れないのか? 取締役会で「辞任」に言及なし、トップ居座り決定