立憲・小沢グループに激震!党人事で「また煮え湯か」と疑心暗鬼…事実上の選対トップ案も具体化なし

公開日: 更新日:

■“A級戦犯”は何度でも裏切る?

 というのも、野田と小沢は不倶戴天と言っていいほどの関係だった。野田は民主党政権の首相時代、消費増税と社会保障の一体改革の大綱を閣議決定。公約になかった増税強行に反発した小沢は集団離党した。政権が弱体化する中、野田は野党トップの自民党総裁だった安倍元首相の口車に乗せられ、衆院解散・総選挙を予告して大敗。第2次安倍政権を誕生させた「平成のA級戦犯」なのである。

「重たい歴史を乗り越えて小沢氏が野田氏に歩み寄り、代表選出馬を促したのは、自民党を引きずり降ろして政権交代を成し遂げる最大の好機到来と見たからです。3年前は泉健太氏の若さに期待を寄せて支援に動きましたが、泉体制発足後は遠ざけられ、冷や飯食いに遭った。まさか2連発はないでしょうが……」(中堅議員)

 有権者を平然とコケにする人間にとって、裏切りなんて屁でもないのかもしれない。A級戦犯、そしてユダ幹事長と仲間たち。政権交代どころか、野党第1党の分裂なんて目も当てられない。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に