巨人・原監督止まらぬ“大放談” 長野、由伸、大田らバッサリ
要するに“実力不足、能力不足”と切り捨てると、返す刀でベテランの高橋由伸(40)をバッサリだ。高橋由の打率は.237。最近2試合は5番を任せていたが……。
「今日は練習。明日は時間をつくって(打撃)コーチという立場。あさっては練習。言わないと(練習を)やっちゃうから。まあ、あんなところ(14日のロッテ戦)で3球三振しているようじゃ困るよね。疲れ? 疲れなんかじゃないよっ! 質問は、『肉体の限界じゃないか?』と聞くのが正しい。今のメディアは優しいよな。オレ(が現役)の時はちょっと打てないとすぐに『引退』って言われたからな」
まるで、引退勧告である。こうなると、若手の大田泰示(25)などにも不満タラタラで、「走者がいると打撃が変わっちゃう。バットが投手の方に出て行かないんだよ。走者がいない時に打っても何にもならない。いる時に打てって。オレなんか走者がいる時はヨダレを垂らしたもんだけどなぁ」とピシャリである。
7勝11敗に終わった交流戦についても、
「パの打率と本塁打は“普通”だな。クリーンアップが3割4分、5分とか、たくさんいてさ。巨人は“スリム”だな。ムダ打ちしないってことか。(今年から勝ち越したリーグにのみ賞金が出るようになった)セとパで競う仕組みってどうなのよ? 去年までのようにチーム単位で競わないと意味がない気がする。だから負け越したわけじゃないけどさ。ドラフトのウエーバー制(の優先権)がパにいくんだろ? 去年まではそれが球宴だったから緊張感があったんだけどな」
と、持論を展開した原監督にはストレスがありあり。この日、開幕から肉離れなどの下半身の故障で阿部、村田、相川、亀井、片岡、寺内、坂本、大田らが相次いで離脱した異常事態を受けて一、二軍のトレーニングコーチを入れ替えたのも、原監督の不満が原因のひとつだろう。