“中年の星”山本昌が明かした「現役生活32年間」の秘訣

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 2015年オフ、50歳の現役最年長選手が32年間の現役生活に終止符を打った。通算219勝のうち、40代(05年~)で積み重ねた46勝は歴代最多。「中年の星」として輝き続けたレジェンドが読者にエールを送る。

 あと1つ勝てば、史上最年長勝利の世界記録を更新することができました。ファンの皆さんの期待は十二分に感じていましたから、記録のことは意識をしていました。

 ただ、チームが3年続けてBクラスに終わり、多くの選手が引退を決めました。50歳で0勝だったら、普通に考えればもう野球ができないよな、これ以上、わがままを通すわけにはいかないよなと考えて、引退を決断しました。

 野球が一番の趣味だったんだな、と改めて気づかされます。今、これといって、やりたいことがないんですよ。ラジコンやクワガタ採集など趣味もやりたいとは思わない。野球あってのものだったのだと感じます。

 32年間、現役を続けられた理由を挙げるとすれば、毎日、無理をしないでやれることをコツコツと積み重ねてきたことでしょうか。ムチャな努力はしたことがありませんし、そこまでの根気は僕にはありません。

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