“中年の星”山本昌が明かした「現役生活32年間」の秘訣

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 仕事も同じでしょう。目立つことではなくても、自分のため、会社のためになると思うことを続けていけば、そのうち上司や同僚が賛同してくれるようになり、最終的に大きな成果として会社に還元できるかもしれない。

 引退会見では「悔いはあるけど後悔はない」と話しました。一生懸命やったことは後悔はしていないけど、あの時、こうやったらもっとうまくやれたのにな、という悔いはある。僕はもともと自信がない人間。小、中学校時代は補欠でした。がんばっていた時代があったから、50歳まで野球をやらせてもらえたのかもしれません。

 心の持ちようだと思います。普段からどうやればもっとうまくいくのか、と前向きな気持ちでいた方がいい。そうすれば自分がやるべきことが見えてくるのではないでしょうか。

■気分転換は?

 山本さんは野球解説者、評論家として第二の人生をスタートさせた。

「今は野球をしっかり勉強したいと思っています。15年にはCS、日本シリーズで解説の仕事をさせていただきましたが、作戦面についてはまだまだ素人だなと感じます。意外と何もわからないままマウンドに立っていたんだなと。たとえば守備でいうと、この局面でなぜ外野が前に出てきたのかということだったり、意図を理解するまでまだタイムラグがある。見ていて一瞬で感じて、言葉にできるようになることが当面の目標です」

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