野球賭博の余波がセンバツに 巨人が球児高校から総スカン
■連覇かかる敦賀気比の東監督の反応は?
今回の問題は選手をプロに送り出す側、つまり高校野球の監督や部長に対しても、大きな影響を及ぼすのではないか。教え子が巨人にいたり、プロが狙う球児を抱える強豪校の監督は、一連の問題をどう考えているのだろうか。
25日、登場する敦賀気比(福井)は昨春のセンバツ優勝校で今大会は2連覇がかかっている。エースはプロ注目だし、昨秋のドラフトでは日本ハム4位で平沼、オリックス1位で吉田(青学大)、広島5位で西川(王子)とОBが続々とプロ入り。巨人の内海は同校ОBで、東哲平監督(35)の2学年後輩でもある。
東監督に巨人の野球賭博問題について思うところを聞いてみた。
――巨人選手による野球賭博問題が発覚してプロ球界は大騒ぎです。送り出す側としては心配になりませんか?
「そうですね。難しい問題ですよね。悪いウミは全て出して、もう一回新しくやってくれた方が潔いかなとボクは思いますね。悪いことは悪い。もう一度新たにプロ野球をクリーンにしていくという部分ではね。もっと大きい問題になる前に、ここで終わるなら、良かったと思うしかありません」