“背信”の内海に「期待している」 巨人由伸監督の本音と建前
初回からボコボコだった。巨人の内海哲也(33)が16日のヤクルトとのオープン戦に先発。四回途中8失点と炎上し、「あんなに打たれて何もない」とうなだれた。
一回、いきなり川端、山田に連打を食らうと、雄平と坂口に適時打を許し2失点。三回には川端に右越えソロを浴びるなど2点を失い、四回にも先頭からの連打と押し出し四球が絡んで4失点。この回途中でKOとなった。
前回6日の阪神戦でも4回10安打6失点と大乱調。高橋由伸監督(40)に「次は結果が必要」と言われていた。今回は開幕ローテーション入りの最終テストだったが、3回3分の1を10安打3四球8失点という散々な内容。高橋監督は「結果としてはちょっといいとは言えない。先発入り? その辺はちょっと」と明言を避けたものの、先発ローテ最後の6枠目入りは絶望となった。
巨人が発端となった野球賭博問題や金銭のやりとりをしていた試合前の円陣声出し問題で球界は騒然。そんな中、ただでさえ頭が痛い指揮官は、元エースの背信投球に、さらに頭が痛くなったに違いない。昨秋の就任以来、期待する投手として、エース菅野と内海の名前を挙げていたからだ。