18年オフ移籍がもう…西武・雄星“メジャー争奪戦”勃発
■ア東地区強豪の太いパイプ
東海岸の代理人関係者がこう言った。
「ア・リーグ東地区の強豪も虎視眈々と菊池を狙っています。その球団のフロント幹部と、菊池が慕う球界OBが密接な関係にあるのです。以前から気心の知れた間柄だそうで、いまも頻繁に会っているともいいます。フロント幹部が、そのOBを通じて菊池に接触するプランを温めているというのです。他球団が水面下で動いているのを、パイプのある球団が指をくわえて見ているはずがありませんよ」
菊池は岩手・花巻東高時代から、メジャー志向が強かった。ドラフト前にはメジャー8球団と面談。レンジャーズが当時、若手有望株左腕といわれたホランド(30=現ホワイトソックス)を面接に伴えば、ドジャースはGM補佐が岩手の花巻まで飛んできた。菊池は結局、日本球界入りを選択したものの、あれから7年以上が経過、メジャー挑戦がいよいよ現実味を帯びてきて、再び激しい争奪戦に発展する気配すらある。
「ただでさえ計算の立つ先発左腕はメジャーでも貴重なうえ、菊池は150キロ台中盤のストレートを投げるパワーピッチャーですからね。いまからウの目タカの目になるのは無理もないでしょう」と、ナ・リーグ東地区のスカウトがこう言った。