高知とも太いパイプ “555本男”ラミレスにセ球団が熱視線
元大物メジャーリーガーの日本球界入りが決まった。
9日、通算555本塁打のマニー・ラミレス(44)が独立リーグの四国アイランドリーグplusの高知と合意。契約期間や来日の日程は調整中だという。
米フロリダ州での交渉後、ラミレスは球団を通じて「日本でプレーすることを強く希望していた。現役選手としてプレーすることにこだわっているので、受け入れてもらって感謝している」との談話を発表した。
具体的条件は明らかになっていないものの、独立リーグの規定では年俸は最高240万円。大リーグでの実績、話題性が考慮され、住居や食事手当などが付くとしてもたかが知れている。
ラミレスのメジャー19年間の稼ぎは約243億円。すでに生活に困らないだけの蓄えはあるであろう元超大物選手が、はるばる日本までやってきて年俸わずか240万円の独立リーグでプレーするのはなぜか。
■和食が大のお気に入り
ラミレスは13年に台湾球界でプレー。14年にカブスとマイナー契約を結ぶも、3Aで30試合に出場しただけに終わった。若手育成が主なマイナーでは、先の見えたベテランの出場機会はおのずと限られてしまう。この年も翌15年も主に2Aや3Aでコーチをしたが、談話にもあるように本人がこだわったのはあくまで「現役」だった。