国際試合Vなしハム大谷 WBC回避は今季にも大ダメージ

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■U-18もプレミア12も…

 大谷はこれまで、真剣勝負の国際試合で結果を出し、なおかつ優勝した経験がない。

 高校時代のU-18世界野球選手権(韓国)は投手として藤浪(大阪桐蔭高=現阪神)の控えどころか、それ以下の位置付けだった。藤浪が先発、抑えにフル回転、3連投を含む4試合に登板したのに対し、大谷は四回途中3失点KOに終わった初戦のカナダ戦以降、韓国との5位決定戦までの7試合、登板機会すらなかった。野手として主に4番DHで起用されながら、チームは6位に終わった。

 投手一本で出場した一昨年のプレミア12は韓国戦2試合、計13回を投げて、3安打無失点、21奪三振。ベストナインに選ばれるも、日本代表は3位止まりだった。

 それだけに今回のWBCにかける意気込みはハンパじゃなかった。会見では「WBCも(昨年11月の)強化試合もなかったら去年の段階で(手術を)していたかもしれない」と言ったほど。「WBCに勝って、チームが連覇したら間違いなく今オフ、メジャーに挑戦していた」とはさる日本ハムOBだが、昨年MVPを獲得して日本一に。所属チームの勝利は経験しているだけに、「WBCで優勝したいと思ってやってきた」のは偽らざる本音なのだ。

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