国際試合Vなしハム大谷 WBC回避は今季にも大ダメージ
「申し訳ない」と7回も言い、「目標を見失っている。切り替えるのはなかなか難しい」と現在の心境を吐露した。大谷翔平(22)のWBC回避決定後の発言は異例だった。
回避の理由は右足首の故障。プレー中のケガであって、遊んで痛めたわけではない。決定がここまでズレ込んだのも、ギリギリまで出場の可能性を探っていたからだ。7回も謝る必要なんてどこにもないし、プラス思考の大谷の口から「目標を失った」なんて言葉が出てきたこと自体、おそらく初めてではないか。つまり大谷にとってWBC回避は、それくらいショックが大きかったということだ。
大谷がWBCで日本代表のユニホームを着るチャンスは、たぶん最後だった。3年後か4年後になるであろう次回大会が行われるころにはメジャーリーグの門をくぐっているだろうし、だとすれば所属チームが開幕直前のWBC出場を許可するはずがない。田中(ヤンキース)も前田(ドジャース)もダル(レンジャーズ)もWBCを「辞退せざるを得なかった」のが真相だ。そもそも現時点では、WBCが次回以降も継続して行われるかどうかすら定かではない。