右足首痛引きずるハム大谷に“手術で完治”という選択肢
WBCでの登板断念会見から一夜明けた1日(日本時間2日)、大谷翔平(22)はアリゾナ入り後、初めてティー打撃を行った。
日本ハムOBで日本代表の稲葉打撃コーチが見守る中、約30分間、ほぼフルスイングだった。しかし、打撃練習を始めたからといって、右足首の不安が解消されたわけではない。
「劇的によくなるものではない。(今後の練習メニューが)どの程度になるかは(状態を)見ながらになります」とは練習後の本人。栗山監督も大谷の状態に関しては、こう言って懐疑的だ。
「下半身がしっかりしないとね。ちゃんと走れないと野球にならない」
この日のアリゾナの気温は23度。暖かい場所で、なおかつ発熱などもあってトレーニングの強度を落としても、患部は回復しない。栗山監督が言うように、下半身が万全になってようやく野球選手としてのスタートラインに立てるのに、いまだ全力疾走できない状態が続いているのだ。
というより、右足首を痛めたのが昨年10月下旬の日本シリーズ。直後のWBC強化試合で患部を悪化させた。つまり3カ月以上、痛みを引きずっていることになる。これはもう、3月7日開幕のWBCに出る出ない以前の問題ではないか。