元楽天・福盛和男さん 害虫駆除会社を経て宮崎で第2の人生
■逆転サヨナラ満塁弾を打たれ「終わったな」と…
さて、宮崎県高崎町(現・都城市)生まれの福盛さんは、私立都城高校3年生だった1994年のドラフト3位で横浜に入団。99年には9勝を挙げて頭角を現し、04年は近鉄、05年から楽天でクローザーとして活躍した。
そしてFA取得後の07年12月、テキサス・レンジャーズと2年400万ドルの契約に合意。
「当時、300万ドルとスポーツ紙に書かれていましたが、あれは間違ってます」
また、入団発表の際に着ていたのが、「洋服の青山」で購入した“2着目1000円セール”のスーツだったことも話題となった。
デビューは翌年3月31日の対マリナーズ戦。だが3分の1回を2安打2四球3失点で降板。
以降、マイナーとメジャーを行ったり来たり。椎間板ヘルニアが悪化して手術を受ける不運もあり、翌年6月、米国を後にした。
「メジャーはDH制のある試合だと、1番から9番まで日本のプロ野球のクリーンアップが切れ目なく続いている感じ。息を抜けないんですよ。おまけにボールが縫い目の高さだけでなく、大きさまで一個ずつ微妙に違う。これには参りました」