明治神宮大会4強敗退も 復活の高松商はセンバツ台風の目に

公開日: 更新日:

 12日、明治神宮大会準決勝が行われ、高松商(四国・香川)が星稜(北信越・石川)に4―7で敗れた。

 今大会唯一の公立校・高松商は、来秋ドラフト1位候補の星稜・奥川の前に七回まで4安打12三振1得点に抑えられたものの、九回に9番・新居が練習試合でもないという右越え3ランで一矢を報いた。高松商の長尾健司監督は試合後、「横綱対平幕、いや幕下ぐらい」と謙遜したが、初戦の準々決勝では、強豪・八戸学院光星(東北・青森)を撃破するなど地力を見せた。

 県立の古豪で、近年急激に力をつけている。2015年には明治神宮大会を制し、翌春のセンバツでも準優勝。この日2番手として星稜打線を4回2失点に抑えたエース左腕の香川は、16年のセンバツで高松商が準優勝したのを見て進学先を県外から変更したという。

 復活させたのは14年4月に就任した長尾監督によるところが大きい。県下有数の進学校である国立の香川大教育学部付属坂出中を全国レベルまで押し上げた手腕が高く評価され、人事交流で高松商へ。体育の教諭となって野球部の監督に就任した異色の経歴の持ち主だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か