DeNAラミレス監督 日本国籍取得で次なる狙いは“侍J指揮”
「やっと夢がかなった」
DeNAのラミレス監督(44)が日本国籍を取得し、喜びを語った。
以前から日本国籍を取得するプランを温めていた。2001年にヤクルトへ入団して以降、日本での生活は19年目。15年には日本人女性と結婚し、長男には日本名で「剣侍」と名付けた。かねて「日本球界に骨を埋める気持ちでいる」と話していた。プロ野球関係者がこう言う。
「平成31年度からノミネートされた野球殿堂入りに前進するかもしれない。ラミレスは2000安打をマークするなど資格十分も、過去に外国人選手で殿堂入りしたのは、与那嶺(中日など)とスタルヒン(巨人など)だけ。ブーマー(阪急)やバース(阪神)、ローズ(近鉄など)ら名助っ人は、なかなか得票数が集まらない傾向があるからね」
さらにはこんな声も。
「日本国籍があればビザの問題が解消される。プロスポーツ選手など興行に関わる外国人が取得できるビザは最大3年。今はDeNA監督を務めるが、未来永劫やれるものではない。この日、侍ジャパンの監督就任に言及したのもそのひとつ。以前から侍ジャパンには興味を持っています。WBC前には親しい関係者に『ラミレスジャパン』のメンバー案を披露したこともある。将来的には古巣のヤクルトや巨人の監督就任にも意欲を持っています」(球界OB)
ラミレス監督は長男がダウン症であることを公表。ダウン症の子供たちを支援する活動にさらに力を入れたいそうだし、将来的にはネットを通じた野球教室を開く夢もあるという。さまざまな可能性が広がったことだけは間違いない。