副校長が苦悩を吐露…大船渡は佐々木登板回避で阿鼻叫喚
渦中の佐々木は決勝翌日の26日に学校で行われた準優勝報告会に出席し、29日には国保監督と主将の千葉とともに、自らの意思で大船渡市役所を表敬訪問。学校関係者は佐々木の心身の疲労を心配しているが、本人は「大丈夫です」と練習も再開したという。
大船渡高校が今後の佐々木の取材対応に制限をかけることにしたのはこうした騒動の影響か。昨夏の甲子園で吉田輝星(現日本ハム)を擁して準優勝し、大旋風を巻き起こした金足農(秋田)には助言をもらった。
佐々木が8月末にスタートするU18の代表メンバーに招集された場合の時期は別として、10月17日のドラフト会議当日までは原則、取材を禁止するという。金足農も、甲子園後はU18アジア選手権や国体を除いて、学内での吉田の取材を原則禁止していた。その例に倣うというわけだが、これにはマスコミ関係者の間で、「厳しすぎる」との声も出ている。
■人生を狂わせるわけには
「決して、情報を隠そうとしているわけではありません」