巨人はコロナ開幕延期で故障者復帰 仕事を奪われる選手は
二塁の吉川尚輝(25)もそうだ。先月23日に腰に張りを訴えてペースダウン。本来の開幕日だったら、開幕早々の離脱の可能性もあった。昨年は4月に腰痛を発症し、長期離脱している。2カ月近い時間が与えられたのは幸運だろう。
「二塁は吉川尚のコンディション次第。試合に出られる状態なら決まりでしょう。通常開幕だったら抜擢の可能性があった北村、湯浅、山本、田中俊、若林といった若手から中堅は、吉川尚が体に異変を訴えた時のためのスタンバイ選手に逆戻りとなりそう」(同)
度重なる開幕延期により、故障していた本来のメンバーが、揃って本来の場所に戻れそうなのだから、コロナ禍は原巨人に追い風となりそうだ。
一方でオフに上手投げからサイドスローに転向し、試行錯誤しながら現在はスリークオーター気味のフォームで安定感を見せていた鍬原は、アピールを重ね、まさに開幕ローテの座をつかみかけていた。コロナのせいで再び圏外にはじき出されるようなら、不運としか言いようがない。