巨人はコロナ開幕延期で故障者復帰 仕事を奪われる選手は

公開日: 更新日:

 巨人のC・C・メルセデス(26)が6日、30球の投球練習を行った。「いつでも試合で投げられる状態」とは本人だ。2月のキャンプ中に左肘痛を発症。3月17日に実戦復帰を果たしていた。本来の開幕日は同20日。間に合わないはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が再々延期となったことで、万全の状態になってきた。

 前日には左肘痛で先月上旬に離脱していた高橋優貴(23)がブルペンでの投球を再開。2月末に右肩周辺の肉離れでリハビリ調整していた畠世周(25)も80球の投球練習ができるまでに回復した。原監督にとっては朗報である。 

■つかみかけた先発ローテが…

 当初の開幕ローテーションは、菅野、サンチェス、田口、戸郷、鍬原の5人が当確だった。それが、実績のあるメルセデス、高橋、畠の実力者が復帰すれば、菅野、サンチェス以外の顔ぶれが、総取り換えになっても不思議ではない。

「メルセデスは昨年8勝の左腕エース。投げられれば菅野、サンチェスと並ぶ先発3本柱です。高橋はキャンプから実戦5試合で12イニングを投げて2失点。オープン戦3試合で防御率2・00の安定感を誇った。畠は『ケガさえなければモノが違う』と言う首脳陣もいるほど能力は高い。その分、当落線上だった桜井、鍬原、田口あたりは、先発枠から脱落する可能性が出てきた。3人はいずれもリリーフ経験があるので、原監督にとって使い勝手がいい投手という共通点があります」(チーム関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ